4.お掃除の基本を学ぼう

 お掃除は、正しい順序で行うことが大切です。順序を理解すると、掃除の時間と労力を最小限におさえることができるからです。

 

・お掃除は上から下へ

 お部屋のお掃除をする場合、まず部屋全体のホコリ落としから行うのがセオリーです。その場合必ず上から下へシフトしてゆきましょう。

 床をきれいにしてから、天井のホコリをおとすと、せっかくきれいにした床がだいなしです。

 ハタキをしようして、天井、らんま、照明、カベ上方、家具、壁下方、巾木、の順番にほこりを落としてゆきましょう。最後に床を掃除機がけします。

 先にホコリ落としを必ずする理由ですが、ホコリが水に濡れてしまうと、泥汚れなどのようになり、余計に時間がかかってしまうからです。

 また、毛ぼこりなども水分を含むと除去しづらくなります。

 

 ホコリおとしと掃除機がけだけで、日常の掃除は十分です。だた、フローリングがベトベトするときや、タタミが汚れているときは、素材の模様と平行に固く絞った雑巾で優しく手早く拭いてあげましょう。

 とくにフローリングやタタミは、ビシャビシャにした雑巾などで洗うと素材を傷めますので気をつけましょう。

 

・頑固な汚れには洗剤を使用しましょう

 タバコのヤニなどの汚れはぬれ雑巾だけでは不十分ですので洗剤を使用しましょう。

 中性洗剤や弱アルカリ洗剤を、スプレーするのですが、そのとき注意が必要です。

 洗剤をスプレーするときは、上からスプレーするのではなく必ず下のほうからまんべんなくスプレーしましょう。上からスプレーすると洗剤が汚れを分解して下にたれて、たれ染みをつくってしまうことがあるからです。

 掃除の基本は上から下ですが、洗剤をスプレーするときは下から上と覚えておいてください。

 洗剤を塗布したら、分解された汚れと洗剤を、ぬれ雑巾で回収します。洗剤が残ると乾いてシミの原因となったり、素材をいためることがありますので、しっかり拭き残しのないようにしましょう。

 最後に仕上げとして、乾いた雑巾や固く絞った雑巾で拭きあげましょう。つやがでて光るようにしてあげるのです。

 

 洗剤を使用する手順は、

1.洗剤をぬる

2.洗浄する

3.回収する

4.仕上げる

 

 当たり前のことかもしれませんが、おぼえておきましょう。